私だったら
今週のお花。
薄紫のグラジオラスが珍しいです。
涼しいアレンジにしました。
日経のウェブサイトで一般家庭の犬を人の新薬の
開発に利用しようと考えてることが出ていました。
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/mag/btomail/16/08/02/00092/
かいつまんで言えばたとえばヒトには珍しい肉腫というガンは犬では
わりと頻発するガンなのでその研究のためにペットの犬を使いたいってことです。
これまではいわゆる実験動物に人工的にガンを発生させて
それを使っていたのを、実際の家庭犬で自然発生でガンになった犬を
使った方がより正確ってことを研究者思っているようです。
(これまでも動物の大学病院などで行われてる、治験とはちょっと違います。)
もちろん、飼い主の同意を得るってことが条件にはなっています。
確かにその通りですよね。
理論的にはまったくもって正解。
研究実験はより実際の環境で検証すべきであるってことは
どんな分野でも研究者、技術者なら当たり前の考えです。
この記事を読んで、たしかに人の役に立つことだから
良いことだと思います。でも、実際自分の子がガンになって
それを差し出せるかな・・・・って思ったら、
私は無理かもって。
非科学的だし情緒主義かもしれませんが、アリスがリンパ腫で
闘病していた時、最初の段階か末期か?どこの状態かにも
よりますが完治はないとわかっていても
アリスを研究のために差し出せるかっていうと、できなかったでしょう。
大事なわが子が人の医学の進歩のために貢献したってことで
わが子が生きた意味も尊くなることはあるとは思います。
でも、、、、感情的にはできない人も多いのではないかなって思います。
亡くなったあとの臓器提供は私は許容範囲ですが。
もちろん、提供する飼い主さんのことをひどい、なんてことは
全然おもいません。
ただ、このサイトでちょっと気になった記述が
”制約もあります。研究が終わっても犬を殺して病理解剖することなどできません。
飼い主が見ているのですから。でも逆に動物愛護団体からにらまれないのですから、
それはかえって好都合なことかもしれません。”(引用:【日経バイオテクONLINE Vol.2496】)
って文章。
私が文章読解力がないのかもですが、
愛護団体からにらまれないから好都合ってちょっと・・・
文章を書いた方がこの件の推進者とかではないでしょうから
実際の現場でこのような言動が飼い主さんにされるとは思いませんが
こういう言動では、この研究は前に進まないんじゃない?って思いました。
そして、最後に
”課題はあるものの、ペット犬たちが人間社会にとって新しい意味での
コンパニオンとなることが期待されています。 ” (引用:【日経バイオテクONLINE Vol.2496】)
別にあげ足取りではないですが・・・犬たちはこれまでも十分にヒトのためにたくさんのことを
プレゼントしてくれていてどちらかというとヒトはちゃんとそれに応えてるのかな?
って私は個人的に思っています。
そのうえで、さらにヒトのためになれ、って聞こえてしまう私が心が狭いのかなああ・・・・
ヒトってよくばりですね。
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